2017年05月10日
デメリットを理解する必要がある直葬
葬儀の形が多様化している現在だと言われています。その中でも特に選ぶ人が増えているのが従来とは異なる簡素な葬儀です。家族と親戚や親しかった友人だけの少人数で行う家族葬やお通夜を行わずに告別式だけを行う1日葬などがあります。
そして、簡素な葬儀の中でも特に際立っているのが直葬かもしれません。これは、お通夜も告別式も行わずに火葬のみを行う葬儀です。宗教的な儀礼をおこなわないだけではなく、自由葬などの宗教色がない葬儀さえも行わないということです。
直葬は最近特に増加の傾向にあり、特に都市部においてそれが顕著だとされています。いくら葬儀の簡素化が進んでいるとはいえ、人が亡くなったときに葬儀を行うというのは多くの人にとっては常識だと言えるでしょう。しかし、あえてそれを行わないということは、周囲のひとたちの反応も良いものばかりではないようです。
故人が生前に葬儀をしないでほしいという希望を家族に伝えていた場合でも、周囲の理解を得ることは必要です。しかし、費用の面から考えると、葬儀を行わないため費用はあまりかかりません。直葬のメリットはやはり費用がかからずに済むという点です。
反対にデメリットは周囲の理解を得るための努力もときには必要になるかもしれないということで、この葬儀を行う際には、このデメリットをよく理解して行う必要があるかもしれません。