2018年01月07日

故人の遺言による直葬の利点や流れとは

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身近な人が亡くなった時には、遺族が葬儀を執り行うことが一般的ですが、中には遺言として葬儀は執り行って欲しくないということを伝えられるケースもあります。葬儀はしないで欲しいという遺言があっても、法律的に効果を持たせることが出来る項目のどれにも当てはまらず、無効となります。しかし、だからといって故人の意思を無視するべきではありません。葬儀はしないといっても、当然火葬は行うことになります。通夜や葬儀、告別式といった儀式を行わずに直接火葬場へ行って火葬を行うという直葬という流れとなっています。火葬場では火葬を行う前に火葬式という簡単な式はすることになり、実質的にはそれだけで故人を送るという流れです。近年では、高齢化社会ということもあり葬儀をしても、参列する人がほとんどいないというケースも多くなり、直葬を希望している人も増えているので、珍しいことではなくなりました。しかし、葬儀は執り行うことが当たり前だという考えをしている人もまだ多く、その際に葬儀を行わないとなれば、批判されてしまうこともあります。ですが、それも故人の意思となれば話は別と考える人が多いので、事前にそのことを伝えておき了解を得ておくようにすると、後々トラブルになってしまうということにもなりません。本人の意思を尊重することが大切というのは当然ですが、万が一の自体の際に慌てることにならないためにも、きちんと話し合っておくようにしましょう。