直葬で送る場合の遺体を安置できる場所
ここ数年で小規模な葬儀が好まれるようになりました。祭壇もシンプルで、参列者の人数にも制限を設けるなど故人との最後に時間をゆっくりと過ごすことに重点がおかれた葬儀が支持されているようです。そのため、家族葬や1日葬などが多く摂り行われるようになっており、葬儀社も様々なタイプのものを提案してくれるようになっています。
その中でも最もシンプルなタイプのものは直葬と呼ばれています。火葬式と呼ばれることもあり、お通夜も告別式も行わない火葬のみの葬儀の形態のことです。少し前までこのタイプの葬儀は諸事情を抱えた人や、金銭的に葬儀を行うことが難しい場合のやむを得ない選択肢となっていました。
しかし、ここ何年かで通常の葬儀として認識されるようになっており、利用者も増えてきています。宗教的な儀礼も執り行わないことから、故人や故人の家族が宗教的な信仰をしていなかった場合などにも好まれているようです。
もちろん金銭的な負担を軽くしたいという場合も多いようで、様々な理由から直送を選ぶ人は増加の傾向にあります。ただ、このタイプの葬儀を希望する場合にも、遺体の安置に関しては疑問を持っている人も多いそうです。
遺体は亡くなってから24時間以上経過しないと火葬することができません。そのため、どこかにきちんと安置してもらう必要があります。場合によっては自宅に安置しておくことも可能ですが、基本的にはどこかの安置室や霊安室を利用することになるでしょう。
直葬の場合、斎場の安置室を利用することもあるそうです。あるいは火葬場の霊安室に安置しておくこともできます。しかし、基本的に面会はできません。付き添い安置もできないことが通常となっているので、その点は注意しておく必要があるかもしれません。
安置の場所や施設に関して不安に感じている人は少なくありません。最近は、インターネットなどでその場所が公開されていることもあるので、確認しておくと安心して利用できるでしょう。
● 参考サイトのご紹介
『お葬式コロナ』葬儀について紹介する便利なニュースサイト
www.corona-ososhiki.org